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2010年2月22日 (月)

造り手の哲学

Dvc00030_2 Dvc00029 Dvc00028  ワインの試飲の中でも、ブルゴーニュのワインは、仕事中でも至福を感じます。

今月初めに参加した、世界に名だたる三つのドメーヌの来日セミナーもそうでした。

皆さんそれぞれにしっかりとした哲学をお持ちで、時間がどれだけあっても話し足りないようで。

難しい話もありましたが、共通していることもいくつか。私なりに理解したことを書いてみます。

Dvc00026_3 Dvc00027 霜降りのステーキ肉ではありません(笑)

葡萄の畑の地下の岩盤だそうです。

  ブルゴーニュは小さな区画ごとにそれぞれ土壌が全く異なっていること。

そして今のような分析技術もない時代にその区画を細分化した当時の修道士の人たちの素晴らしさを讃えていました。

また、その土壌と気候に合った方法で葡萄を育てる為に、大切なのは『人』だと言う事。

ただし、過度に人手をかけるのではなく、葡萄が自生しやすいようにするだけで、それはワイン造りにおいても同じだそう。様々な過程でキチンと見極めて導く、まるで子育てのようだと。

なんだか、どこかの日本酒を造る杜氏さんも同じようなことを言っていたような・・・?

例えば、過度に肥料をやると、根を深く張らなくなり、結果として、病害虫に弱い樹に育ってしまう・・・コレはお米などの作物の農家さんにも全く同じ話を聞きます。

醸造酒は原料の良し悪しが、品質に大きく左右しますから大切なことなのは当然です。

特に葡萄は、畑にどれだけの樹を植えて、1本の樹に房をいくつ付けるかで、濃度が全く違ってきます。

印象的だったのは、濃厚なワインが流行りだからと、人為的に房を減らして濃いワインにすることはせず、バランスが大事だとおっしゃっていたことでした。

確かに濃ければ良いというのは、私も違和感があります。ブルゴーニュらしいワインの魅力を思う時、和食から洋食まで多様に合わせられるその繊細さと華やかさが浮かびますが、やはりそのバランスがなによりだと思います。

新しい技術を取り入れながら、伝統を繋いでゆく、やはり日本酒と合い通じるもの強く実感しながら、このドメーヌの方たちと日本の酒造りに関わる方たちが対談したら、面白いだろうな・・・なんて思ったりしたセミナーでした。

P6080255 288_3 148 中味は違う物もありますが、試飲したのはこの三つのドメーヌの貴重なワインでしたshinehappy01

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